弓塚さつきのお話。
9割以上がシリアスと悲痛さで構成された内容なのでカーファンには収録されなかったと思われる。
本当は秋葉様の誕生日に合わせて感想を書こうと思ってたけど気がついたらさっちんになってた。

不幸にも死徒に噛まれ新米吸血鬼になった彼女は廃工場でネズミの血をすすっていた。
新米とはいえポテンシャルがずば抜けていたので過程をすっとばして一日で死徒として復活。
(普通ならグール、リビングデッドを経由しなければならない)
こんなところで幸運を発揮して彼女は吸血鬼として生きることとなったのだ。

このままいけば大物になったであろうが、運が悪くこの町には今とんでもない人達がいる。
死徒社会でも関わるなとされている白い吸血姫ことアルクェイドである。
管理人は彼女に関わったおかげで今はそれなりの型月ファンだぜ。
彼女に関われば死徒は大体この世からドロップアウト。爪先一つでダウンさ。
戦う術の知らないさっちんが敵うはずもない。
さっちんも多くの死徒と同じ道を辿りそうになったがその口から志貴の名が出てきて状況は一変。
少し話をしましょうという流れになりアルクェイドは彼女を殺すことをやめてしまう。
まったく志貴くんは罪作りなんだから。


だがさっちんの受難は続く。
今度は吸血鬼を狩ることに見境のない埋葬機関のメンバーことシエル先輩である。
さっちんまたも死にそうになるのだが、これまた口にしたのは志貴くんの名前。
シエル先輩も同じように話してさっちんを見逃してしまうのであった。


時が少し経ち、さっちんの隠れ方が上手くなりエンカウントも少なくなった。
代わりにアルクェイドとシエルが日課の空中喧嘩。
これこれ、これぞ三咲町でよくある光景ですよ。
なんだかんだで意見が合う二人。さっちんへの見解もまったく同じ。
そして志貴が大好きっていう恋心も同じである。
まあーったく、志貴くんってば罪作りなんですから。
さっちんはこうして隠れながら日々を過ごすのだがこの後の運命は誰にもわからない。
前は路地裏さつきで大活躍したさっちんだけど最近はご無沙汰ですよね。
きっと次の彼女は新生した月姫でゴールドヒロインとなっているでしょう間違いないたぶん。
あとリメイクや月姫2まで含めたら一体どれだけ志貴くんの罪が増えるのか楽しみだネ。
TAKE-MOONにはまだまだ面白い話がたくさんあるので気になる方は手に取ってみよう。
よーし楽しくなってきたぞー、今度は佐々木少年さんのアンソロの感想でも書こうかな。
ただあのアンソロどこにしまったのか思い出せないからまた今度!